風流 石川五右衛門「楼五三の桐」

10番運行
歌舞伎部門

風流石川五右衛門「楼五三の桐」

沖の町若連囃子:山屋囃子若連

解説

南禅寺山門に身を忍ばせる戦国時代の大盗賊石川五右衛門は暮れゆく京の春景色をしばし恍惚として見とれている。銀煙管をくわえて思わず名ゼリフ。「絶景かな~絶景かな~春の眺めは値千金というが小せぇ小せぇ。俺の目からは一見万々両よ。それにしてもうららかな眺めじやなぁ。」そこへ現れた一人の巡礼。彼こそ父宋蘇卿の敵である真柴久吉の変装と見破った五右衛門はとっさに手裏剣を打ったが、久吉はそれを柄杓で受けとめ、双方は後日を期して別れた。豪華絢爛たる歌舞伎の真骨頂を沖の町若連の熱意で敢えてここに再現します。
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