風流 川中島

17番運行
物語部門

風流川中島

新松本町若連囃子:泉田囃子若連

解説

天文二十二年、甲斐の武田信玄に領地を奪われた信濃の武将達は、上杉謙信に助けを求めてきた。これを受けて謙信は、天文二十二年から十二年間、五回に渡り川中島に出陣し信玄と激戦を展開した。第四回の八幡原の合戦はもっとも激烈をきわめた戦いであった。謙信は一万八千の大軍を率いて信濃の善光寺に集結、一方信玄は、一万六千の兵を率いて海津城に入った。八幡原にたちこめていた霧が晴れると戦いの火蓋が切って落とされた。謙信はただ一騎信玄の陣営に突入し、電光石火のごとく三太刀信玄に斬りつけた。信玄は刀を抜く間もなく軍配団扇で謙信の太刀を防いだ。これが謙信と信玄の一騎打ちである。
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