風流 鳴神

3番運行
歌舞伎部門

風流鳴神

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

北山の鳴神上人は、寺院建立を約束に皇子誕生の祈祷を行い、これを成功させる。しかし、時の天皇が約束を破ったために呪術を用いて、三千世界の龍神を滝壺へ封じ込めた。これによって国中が干ばつに襲われた。民百姓の苦しみを救うため雲の絶間姫という美女が宮廷から派遣され、色仕掛けで上人を堕落させる。そして滝壺の注連縄を切り、龍神は天に上がってついに雨が降り出す。怒った鳴神は雲の絶間姫の後を追う。雲の絶間姫が煽情的な恋物語で上人の心をとろけさせる所と、だまされたと知った鳴神が憤怒の形相で荒れ狂う幕切れは、歌舞伎の名場面である。その荒事を表現した場面をご覧下さい。
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