風流 浦島太郎

19番運行
物語部門

風流浦島太郎

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連
物語部門最優秀

解説

浦島伝説は古くは日本書紀等に表れるが、現在の話の型になるのは室町時代の御伽草子からである。丹後の国の漁師浦島太郎は子供たちにいじめられている亀を助けた。亀はお礼にと太郎を背に乗せて竜宮城へつれて行く。竜宮城には乙姫様がいて大歓待。あまりの楽しさに時を忘れかけていた太郎が、ふと両親のことが心配になり、帰りたいといった。姫は引き止めたが無理と悟り、みやげに玉手箱を「決してあけてはならない」と手渡す。太郎が浜に帰ると、そこには知っている人は誰もいない。七百年の時が過ぎていたのだ。悲しみのあまり玉手箱をあけると、紫雲立ち昇り太郎は老人になってしまったとさ。
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