風流 紅葉狩(信州戸隠山の場)

8番運行
歌舞伎部門

風流紅葉狩(信州戸隠山の場)

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

平維茂は信州戸隠山へ狩りに出かけ、紅葉狩をする高貴な更科姫一行の宴に出会う。誘われるままにその酒宴の席に列し、杯を手にして女性たちの舞に見とれていた維茂がいつしか眠りに陥ると、女性たちは姿を隠した。夢うつつの中に石清水(いわしみず)八幡の山神が現れ、さきの女は鬼女であると告げる。驚いて目をさますと、すさまじい稲妻、雷鳴と共に更科姫が鬼女の正体を現して襲い掛かる維茂は神授の太刀小烏丸(こがらすまる)で鬼女に立ち向かい、一刀を浴びせる。鬼女はかなわじとみて松の大木に飛び上がって、その形相もすさまじく維茂を見据えるという新歌舞伎十八番の名場面です。
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