風流 紅葉狩

13番運行
歌舞伎部門

風流紅葉狩

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

鎮守府将軍重盛の孫惟茂が禁中の妖怪退冶の功によって余吾将軍に任ぜられ信州戸隠らに紅葉狩りに行くと山中に幕を引き廻して酒宴を開いている貴婦人の一行が居た。互いに打ちとけて女性たちの舞を鑑賞しているうちに酒に酔い伏してしまう。鬼女が怪しい笑いをもらして消えたあとへ山神が現われて八幡大菩薩の命によリ危機を知らせに来たのだった。眼ざめた惟茂は夢の告を拝しはげしい山風と共に正体を顕わして来た鬼女を銘剣小鳥丸の威徳をもって退治する新歌舞伎十八番の名場面であります。
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