風流 瀬田の唐橋

14番運行
物語部門

風流瀬田の唐橋

沖の町若連囃子:山屋囃子若連

解説

御存知近江八景に名高い、瀬田の唐橋。その橋上に、川原藤太と龍神の出合の場であります。
昔、瀬田橋の下に住む竜神は、夜毎に現われる、大むかでに散々悩まざれるので、誰れかに退治してもらいたいと、その長二十丈にもおよぶ竜に化けて橋上に横たわり、豪勇の士を物色していた。そこへ通りかかったのが後年、平将門を討って勇名をはせた田原藤太秀郷、恐れずに竜の側を通るのを見込んで、むかで退冶をたのんだ。やがて夜、藤太は竜神と共に怪物むかでの出現を待ちわびる緊張の一瞬である。
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