風流 歌舞伎十八番の内“勧進帳”

15番運行
歌舞伎部門

風流歌舞伎十八番の内“勧進帳”

北本町若連囃子:山屋囃子若連

解説

加賀の国安宅の関守富樫左衛門には、頼朝と不和になった源義経が山伏姿になって奥州に逃れようとしている主従を捕えよと命が下った。案の定、義経主従は関にかかる。富樫は早速訊問した。しかし弁慶は、南都東大寺の勧進行脚だと答える。ならば勧進帳を読めと進み出た。仕方なく弁慶は巻物を一つ収り出し勧進帳と称して読みあげる。富樫はさらに山伏に関する色々な問を浴びせるが弁慶はとっさの機転で答えぬき関を通る許可が出る強力姿を義経を怪しみ呼び止める。主君の一大事と弁慶は心を鬼にして金剛杖で義経をさんざんに打った。
富樫はこの無惨な姿にすべてを推察し、一同を見逃してやる、決意をする。
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