風流 小夜姫大蛇退治

11番運行
物語部門

風流小夜姫大蛇退治

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

蛇精の女房を持った長者が女房に殺され邸を焼れ、女房は蛇に戻り沼に住み付き、夜な夜な人里に出没、人畜に害をなし、出り果てた村人は郡司に大蛇を退冶してくれる様願い出た。郡司が蛇の言分を聞けば我を潟岸大明神に祀れと言う。更に毎年八月拾五日に娘を生贄に捧げるとの事、何人かの娘を捧げたが、効めがないので、日頃信仰して居る春日大明神に祈願をした。そのおつげによれば肥前松浦に住む小夜姫は父の十三回忌の供養の為人の為と心良く引受け、生贄お座い付き一心に読経を唱える内、やがて大蛇が現れた。姫は大蛇見掛けて経文を投れば長者の女房の姿に戻り、沼の底深く沈み二度と現れなかったと言う岩手県水沢の伝説である。
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