風流 「将門」

7番運行
歌舞伎部門

風流「将門」

常仲町若連囃子:升形若連

解説

かって奥州に威をふるった平将門の荒れ果てた御所に、夜な夜な妖怪が現れると言うので時の将軍源頼信は、家臣の大宅太郎光圀に征伐する様に命じます。光圀は捕手大勢をひきつれて相馬の古御所に行きますが、御所には将門の息女「滝夜又姫」が、自分は如月と言う島原の傾城だと告げて『嵯峨や御室の花盛り、やいのやいのと取りすがり、赤らむ顔の袖屏風』と口説きます。光圀は之を見破り、『さてこそ妖怪ござんなれ』と斬ってかかり、滝夜叉姫もガマの妖術を使いながら光圀と立らまわると言う大詰の場面をあらわしたものです。
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