風流 “本朝二十四考(奥庭狐火の場)”

5番運行
歌舞伎部門

風流“本朝二十四考(奥庭狐火の場)”

若葉町若連囃子:飛田囃子若連

解説

時は戦国時代、諏訪明神から武田家に代々伝わる“諏訪法性の兜”が因で、甲斐の武田越後の上杉両家は多年争っておりました。
武田信玄の死後息子勝頼は、上杉に奪われた兜を奪い返すべく上杉家に花作りの蓑作に姿を変えてもぐり込む。そこで、勝頼の許嫁上杉の息女八重垣姫は彼の姿をみて驚き家から兜を盗み出し勝頓の後を迫う。
塗中、上杉の追手の大将原小文治、白須賀六郎等の追撃を受けるか白狐の助けをかりて諏訪湖を渡り無事、勝頼に届けるという純愛物語で、歌舞伎十八番中の名番面であります。
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