風流 田原藤太

11番運行
物語部門

風流田原藤太

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連

解説

平安前期の武将、藤原秀郷〈田原藤太〉は、武勇と智略にすぐれ、近江の国三上山にすむ怪物のムカデを、龍神の頼みによって見事退治し、その返礼として、取れども尽きぬ米俵(このことによって田原藤太の異名を取る。)などを賜り、龍宮城に招れたという。さらに、龍神の加護によって、平将門を討ちその勇名を全国に駆せた。この場面は、近江八景に名高い、瀬田の唐橋の上で秀郷が二十余丈の大蛇に化けた龍神を踏みつけ、ゆうゆう渡る豪胆さを見込み、彼にムカデ退治を依頼し、そして強弓で射止めたという豪壮な舞台である。
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