風流 庭月観音

13番運行
物語部門

風流庭月観音

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
物語部門最優秀

解説

新庄より西ヘーニkm、庭月観音に伝わる悲恋光姫物語。
山形城主斯波頼宗の娘光姫は輝くような美しさであった。庭月の領主横川大膳国景は姫との結婚を頼宗に申し込むのであったが、身分が違うと拒否された。国景は光姫の略奪という非常手段に出た。姫の蔵王高湯への湯治の帰途を襲ったが逆襲され、一味は逮捕、馬見が崎川原で処刑された。姫の心は乱れ、国景の霊をとむらう為、乳母と城を脱出した。秋の夜の草枕。うとうとしている枕もとにお立ちになったのが庭月観音であった。目を覚ましてみると庭月までの順路と観音霊場の書き物が置いてあった。一か月の道中で庭月観音の境内に立った。合掌する光姫のまな裏に国景の姿が生あるものの如く現われた。これが最上三十三観世音巡礼のはじまりで、庭月が打ち止めとなっている所以であるという。
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