風流 佐々木巖流小次郎

17番運行
物語部門

風流佐々木巖流小次郎

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

宮本武蔵については多くの伝説逸話で知られているが、最大のライバルであった佐々木小次郎については意外に語られることは少ない。若い頃は越前国(現福井県)の小太刀の名人中条流宗家富田勢源に剣を学んだ。後に「物干しざお」と呼ばれるぐらい長い剣を自在に操り、独学で技を研き秘剣「燕返し」をあみ出した。兵法者となり数々の試合に勝ち続け天下無双と称された。この評判を聞いた筑前国小倉(現福岡県)城主細川忠興公は天下一の兵法者を決めるため慶長十七年船島において宮本武蔵との御前試合を命じた。試合は一瞬にして決し、武運つたなく小次郎は敗死した。兵法者佐々木小次郎の物語は村上元三の小説などで、前髪立ちの美青年として描かれ生き生きとしたイメージで語られており人気を博した。
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