風流 一寸法師

19番運行
物語部門

風流一寸法師

若葉町若連囃子:飛田囃子若連
物語部門最優秀

解説

小指のように小さい一寸法師が、打出の小槌という超能力の小道具によって、普通の人間の若者になり、お姫様とめでたく結婚するという話で、よく知られています。神様や仏様にお願いして、子供をさずかる話、小さい者が大きくなる話、強い者をやっつける話、こうした昔話には、よく見かける素材がいくつも織り合わされて、いつまでも語りつがれる話として現在にいたっているのです。「御伽草子」によると一寸法師の素性は、実は堀川中納言の孫で、お姫様は、三条の大臣の娘「春姫様」となっております。小道具の打出の小槌は、民の願望の象徴でもあり「勧善懲悪」と子供のすこやかな成長を願う、おとぎ話の名場面です。
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