風流 殺生石

10番運行
物語部門

風流殺生石

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

今からおよそ千三百年前、中国から美人が連れられてきました。この美人(玉藻の前)は、大陸で悪行の限りをつくし日本に渡ってきた全身を金色の毛に覆われ、尾が九つに分かれた狐の化け物でした。この美人は、鳥羽天皇(近衛天皇説もあり)を魅入らせ、愛されていましたが、悪魔狐と見破られ東の空に飛び去りました。しかし天皇は、幾度も狐の仕業と思われる出来事を耳にして、上総介と三浦介に妖狐を退治せよと命じました。二人は神前で百日の行を行ない、狐退治の妙法のお告げを受け、上総介の弓の矢は見事これを射抜き三浦介によってとどめを刺され首尾よく退治しました。その後、悪狐の魂は殺生石と化し近よる生物を殺し、恐れられていましたが、それも玄翁和尚の鉗槌で打砕かれ調伏されてしまったということです。
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