風流 新歌舞伎十八番「寿鏡獅子」

1番運行
歌舞伎部門

風流新歌舞伎十八番「寿鏡獅子」

南本町若連囃子:関屋囃子若連

解説

能が一般大衆に開放され「新石橋」「連獅子」「鏡獅子」などがつくられた。今日は江戸城の大奥で、嘉礼のお鏡開きの式が行われた。その席にいた小姓の弥生は無理に引き出されて御祝儀の舞をしなければならなくなった。弥生が御神前に飾られてある獅子頭を手にとって舞い始めると、獅子頭が蝶に狂っている内に、名作の魂が弥生にのり移って、魅せられたように段々と獅子になり、狂い狂っていずことなく惹かれてしまった。すると大菩薩になって、胡蝶二人のり踊りに以前の弥生が立派な獅子の精になって現れ、勇壮に舞い始める。
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