風流 遮那王

16番運行
物語部門

風流遮那王

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

河内源氏の当主、源義朝の九男として生まれ、平治元年(一一五九年)平治の乱で平清盛に敗れて、母・常盤御前、兄二人とともに平家に捕らわれました。助命を許され、七歳で鞍馬寺に預けられることとなり、稚児名を「遮那王」と名乗り、鞍馬山を駆け回り、武芸に励む毎日を過ごします。しかし、まだ幼い遮那王は、母恋しさが募り、鞍馬寺を抜け出し、母へ逢いに忍んで京の都へやってきます。時に、京の都では、「弁慶」と名乗る荒法師が、千本の太刀を奪おうと悲願を立て、遮那王の見事な太刀に目を止め、太刀をかけて戦いを挑みます。対決の末、弁慶は、遮那王に降参し家来になります。後の義経・弁慶の主従関係、出会いと契りの物語です。
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