風流 石橋「清涼山幻想の場」

3番運行
歌舞伎部門

風流石橋「清涼山幻想の場」

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
歌舞伎部門最優秀

解説

遠く千年も昔、三河の国守であった大江定基は出家して寂昭法師と号し、唐に渡り仏寺や霊地を巡礼した後、清涼山の石橋のほとりにやって来ました。橋を渡ろうとすると、一人の童子が現われ、この橋は幅一尺もない上、千石の苔に覆われて滑りやすく、谷の深さを見れば足がすくみ気を
失う程で、並の修行者では渡れぬ橋だと説きます。そして向かいは文殊菩薩の浄土であるから、ここで待てば菩薩如来が現われるであろうと言って立ち去ります。やがて菩薩の使者である獅子が石橋の上に出現し、目も眩むばかりに咲き乱れた牡丹の花に戯れつつ勇壮に舞い、千秋万歳を祝います。
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