風流 雷神不動北山桜「王子降伏の場」

2番運行
歌舞伎部門

風流雷神不動北山桜「王子降伏の場」

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

本歌舞伎は、昭和四十二年に市川團十郎が二百二十五年ぶりに甦らせた作品で、歌舞伎十八番でも有名な三場面「毛抜」・「鳴神」・「不動」を取り入れ集めた「通し狂言」です。山車場面は、演目最終の第四幕目第一場「文屋豊秀館の場」と第二場「王子降伏の場(不動)」を重ね合わせた構成となっています。
天下百日の大旱魃からようやく雨が降り、文屋豊秀と絶間姫はめでたく婚儀を行います。その席に、早雲王子が位と姫を奪われた遺恨をはらすために押しかけます。両人があわやという瞬間、天から雲気が降り、不動明王が「せいたか童子」と「こんがら童子」を従えて出現し、早雲の野望を打ち砕く場面です。
戻る