風流 奥の細道

7番運行
物語部門

風流奥の細道

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

 『奥の細道』は、六八九年(元禄二年)の晩春、松尾芭蕉が河合曾良を伴って奥州・北陸道を巡った旅行記です。その旅では、最上町堺田から出羽の国に入り、山刀伐峠を越えて尾花沢を訪ね、山寺立石寺を一見します。その後、大石田から新庄城下 をめざし、本合海から最上川を舟で下り、羽黒山・月山・湯殿山を巡拝しました。新庄には二泊して城下で句会を催し、いくつかの句も残しています。  『五月雨をあつめて早し最上川』  芭蕉と曾良が、本合海の八向楯の岸辺から舟に乗って最上川を下る際、雨で水かさが増し、舟が危うかったことを表現しています。  今回の山車では、舟下りから羽黒山へ向かう場面となっています。四〇日余りの出羽路の旅で、様々な名句と名文を残し、今もなおさまざまな自然絵巻を語りかけてくれる『奥の細道』をお楽しみ下さい。

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