風流 九尾の狐

2番運行
物語部門

風流九尾の狐

常仲町若連囃子:升形囃子若連

解説

中国からインドに逃げた「九尾の狐」は美人に化け、インドの王子の妻になりました。 「九尾の狐」は妖術で王子をあやつり、無実の人びとの首をはねたり、悪事の限りを尽くしました。しかし、人間に魔法の杖でたたかれると、たちまち「九尾の狐」の姿を現し、再び逃げました。さらに、若藻という十代の美少女に化け、船にもぐりこみ、日本にわたることに成功しました。そして、玉藻前という美人になりすまし、鳥羽上皇のそばにつかえ、日本を混乱におとしいれる計画をねります。しかし、陰陽師安倍晴明に正体を見やぶられ、京都から北関東まで逃げますが最後は退治され、石となってしまいました。 「九尾の狐」が化けた玉藻前の姿はとても美しい女性であったそうです。

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