風流 摂州大物浦 平家怨霊顕る

19番運行
物語部門

風流摂州大物浦 平家怨霊顕る

北町若連囃子:萩野囃子若連

解説

平家追討に武功を立てた源義経は、皮肉にもその功績ゆえに兄の頼朝に謀反を疑われ、都落ちを決意します。文治元年(一一八五年)、義経一行は摂津国大物浦、今の兵庫県尼崎市神崎川の河口にあった港から西国に船出しました。
港を出て間もなく、「天にわかにかき曇り、嵐が吹き起こり、大波にほんろうされ船はたちまち沖合へ。そこに壇ノ浦の戦いで義経一行に滅ぼされた平家一門の怨霊が現れ行く手を阻みます。中でも平知盛の亡霊の恨みは凄まじく、義経を海に沈めようと長刀をもって襲いかかります。義経一行の運命はいかに。手に汗を握る大迫力の場面をお楽しみ下さい。

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