風流 雪女

8番運行
物語部門

風流雪女

万場町若連囃子:小月野囃子若連
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解説

むがーす、むがす、あったけど。
昔、ある村に親子の猟師がおりました。
ある年の冬のこと、猟に出掛けた二人は猛吹雪に合い、やっとのことで命からがら山小屋にたどり着きました。囲炉裏に火を焚くと、次第に二人は生きた心地がして親子で喜び合い、やがて眠りにつきました。
夜中、息子の音松は小屋の戸が開く気配がして目が覚めました。すると、黒い髪を長くたらした恐ろしくも美しい娘がたっておりました。娘は父親の顔に白い息を吹きかけると、見る見るうちに凍りついていきます。娘は音松にも近づきますが、今夜見たことは誰にも言ってはならないと告げ、消えてしまいました。
翌年、生き残った猟師の元に一人の旅の娘「おゆき」が道に迷い訪れます・・・。
各地に残る「雪女」の伝承。新庄・最上にも幾つか言い伝えられています。

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