風流 道成寺

12番運行
歌舞伎部門

風流道成寺

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

女形舞踊の最高傑作といわれる「娘道成寺」は、もともと能の「道成寺」を素材として作られましたが、歌舞伎に入るとすっかり変貌して、豪華絢爛たる様式美、色彩美を展開する構成になりました。
この物語は、紀州の国、日高の庄屋の娘清姫と契った安珍という坊主が、その恋に醒め、清姫を捨てて逃げ出したが、姫は安珍を追い掛けて行き、道成寺の鐘の中に逃げ込んだ安珍を蛇体となって鐘に巻きつき、執念の炎で溶かそうとする。歌舞伎十八番中の一つ、「娘道成寺」の名場面であります。
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