風流 歌舞伎十八番 暫

7番運行
歌舞伎部門

風流歌舞伎十八番 暫

北本町若連囃子:山屋囃子若連

解説

舞台は、鶴ヶ岡八幡の社頭。坂東に威を張る清原武衡は、加茂次郎義綱と許婚の桂の前の道をさえぎり、お家安泰祈願の大福帳仁言いかがりをつける。家来に二人の成敗を命じたとき、「しばらく」の声があって鎌倉権五郎景政が登場。自ら名乗りをあげ、義綱と桂の前を救い出し手向かう大勢の仕丁の首をひとなでに斬り落とし、悠々と花道を引き上げてゆく。
江戸歌舞伎の粋と言われる荒事の典型が「暫」の主人公です。正義と超人力の熱情を表した紅の筋隈をとった顔、車鬢のかつら、三升の紋を染め抜いた柿色の大きな素袍、身の丈より長い大太刀を帯びて堂々と登場。対する武衡は、金冠白衣に「公卿荒」という悪の表情をあらわす藍色の陰性の隈取、日頃権勢をカサに着た武家階級のその上の支配者の悪公家です。“ウケ”と呼ばれています。
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