風流 藤娘

19番運行
歌舞伎部門

解説

歌舞伎舞踊。長唄、五変化所作事<歌へすぐ余波大津絵>の一曲。文政九年九月(一八二六)江戸。中村座初演。二世関三十郎が大阪上りのお名残狂言の大切として上演。作詞勝井源八。作曲四世杵屋六三郎。振付藤間大助(二世勘十郎)四世西川扇蔵。大津絵にある藤の枝をかついだ娘が絵からぬけ出して踊る趣向であるが、六世尾上菊五郎が昭和十二年三月に藤の花の精として上演して以来、これを踏襲することが多い。
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