風流 歌舞伎十八番 『暫』

4番運行
歌舞伎部門

風流歌舞伎十八番 『暫』

北本町若連囃子:山屋囃子若連

解説

鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の社頭に、今日坂東諸国に威を張る清原武衡がいた。お家再興の祈願に大福張の奉納額をあげに来るが、武衡の家来共はそれを目障り不埒なりと難くせつけて皆を御前に引立てる。武衡は理不尽にも一同を成敗せよと命ずる。首切り達は、肌ぬぎ太刀ふりあげ「観念しろえ」とかかるとたんに鎌倉権五郎景政が「しばらく」と声をかけて花道に現れる。鎌倉権五郎の名のりにつられ武衡と大福張の問答があり、敵役鯰坊主鹿島入道これを追い立てようとすれど歯が立たず、ついに権五郎は本舞台に追って義綱を助け、紛失の国守の印と名剣も義綱の手に戻りめでたくお家再興という筋。
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