八岐大蛇

8番運行
物語部門

八岐大蛇

常仲町若連囃子:升形若連
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解説

  高天原を追放されたスサノオノミコトは、出雲の国肥河に降り立った。その川を上ると、美しい娘を間に老夫婦が泣いていた。夫婦の名はアシナズチとテナズチであり、その娘の名は、クシナダヒメと言った。元々夫婦には八人の娘がいたが、年に一度八岐大蛇と言う八つの頭を持った巨大な怪物がやって来て娘を食べてしまう。今年もその時期が近付いたため、最後に残った末娘のクシナダヒメも食べられてしまうと泣いていた。スサノオノミコトは、クシナダヒメとの結婚を条件に、八岐大蛇退治を請け負った。スサノオノミコトは夫婦に、強い酒を満たした八つの酒桶を用意させた。準備をして待っていると八岐大蛇がやって来て、その酒を飲み出した。八岐大蛇が酔って寝てしまうと、スサノオノミコトは十拳剣で切り刻んだ。この時尾を切るとその中から大刀が出てきた。そしてこの大刀を姉の天照御大神に献上した。これが三種の神器の一つ、『天叢雲剣』と言われている。

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