祇園祭礼信仰記 金閣寺

18番運行
歌舞伎部門

祇園祭礼信仰記 金閣寺

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
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解説

 豪華絢爛たる金閣寺。天下と美女両手に花を目論む謀反人松永大膳は将軍の母慶寿院を楼上に幽閉した。士官を願い出た此下東吉の知恵を試そうと井戸に投込んだ碁笥を手に濡らさずに取出せと難題を出すが、東吉は樋に瀧から水を引入れ碁笥を取上げ召抱えられた。東吉は慶寿院救出の為信長が潜入させた武将だった。絵師狩野雪姫と婿、直信も金閣寺に囚えられ大膳は金閣の天井に龍の絵を描くか、自身になびくかと姫に迫る。大膳が抜放った刀、俱利伽羅丸は雪姫の父から奪った、夕日に向かえば龍の形を現す宝剣だった。縄で桜の木に繋がれた雪姫は直信が処刑寸前なことを知り、吹雪のごとく舞い散る桜花の下、祖父雪舟の奇跡の再現を願い足で集めた花弁を使い爪先で鼠を描くとその鼠が動き出し姫の縄を食い千切る。東吉は俱利伽羅丸を奪い返し雪姫に与え直信の元に。東吉は高楼の最上階にのぼり慶寿院を救出する。東吉は怒りくるう大膳に戦場での再会を約束する。

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