羽州街道新庄宿「華の萬場町」

5番運行
物語部門

羽州街道新庄宿「華の萬場町」

万場町若連囃子:小月野囃子若連
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解説

 街道、人と物とが往来する営みの繋がり。

 五街道の一つ奥州街道と並び南北に走る羽州街道。出羽・陸奥の歴々たる大名の参勤交代路としても名高く、各地名産品が江戸へと流れるまさに天下の往来。その街道沿いにあった宿場のひとつ「新庄宿」。

 新庄城大手口となる大町十字路を境に南本町と北本町に分かれ、善龍寺の門前を左に曲がれば、横町、さらに右に曲がると、艶やかな色彩が通りを染めるその町にたどり着く。立ち並ぶは新庄遊郭、妓楼は七件。福寿楼、千年楼、常盤楼、立花楼、伊勢屋、惠比良楼、そして松川楼。

 「猿羽根山越え、舟形越えて、逢いに来たぞえ萬場町」新庄節の一節ともなり様々な人生が交差した花街、その萬場町の由来を表現した一場面であります。

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