風流 鬼若丸 鯉つかみの話

10番運行
物語部門

風流鬼若丸 鯉つかみの話

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

平安末期、紀州田辺の熊野別当に一人の男の子が生まれ、あまりの体の大きさから『鬼若丸』と名づけられました。あまりの暴れん坊ぶりに、九才の頃には比叡山延暦寺に稚児として預けられます。その頃近く、池に馬をも呑み込むという巨鯉が住んでおり、鬼若丸はその巨鯉を一人で捕まえてしまいます。後に源義経の家来となる武蔵坊弁慶の幼少時代の逸話を、大正町若連として五十年ぶりに、荒稚児鬼若丸の強さと美しさを表現しました。
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