風流 助六由縁江戸桜

4番運行
歌舞伎部門

風流助六由縁江戸桜

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

主人公は花川戸助六という侠客、実は曽我五郎時致、喧嘩に強い若衆だ。その恋仲である三浦屋揚巻は、傾城という花魁の最高位の女性で、色気と品格がある美人であった。
揚巻にのぼせているのが金満家で手下が大勢いる髭の意休だが、いくら口説いても揚巻はなびかない。助六は父が討たれた時に紛失した源氏の宝刀、友切丸を探すため、喧嘩をしては相手に刀を抜かせる毎日で、そこへやって来たのが、揚巻に頼んで助六の喧嘩をやめさせようと男姿の客になった母親の曽我満江と、白酒売りに扮した助六の兄、曽我十郎祐成であった。
喧嘩をやめさせたい母の意見で、暴れると破れる紙衣に着替える助六。その後ひょんな事から意休の刀が友切丸と知れる。助六は意休を討って刀を奪い返し、吉原を抜け出していくのであった。
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