今から千年以上の昔京の都では、羅生門というところに夜な夜な恐ろしい鬼が現れ、悪さをしているという噂が流れていた。源頼光の四天王の渡辺の綱が鬼退治に出向いたところ、羅生門には誰もいない様子だったが、暗い柱の影に一人の娘がいて、その娘こそが実は鬼だったのです。綱はその鬼の腕を切り落としたところ、鬼は「七日間だけその腕をお前に預ける。必ず取り戻しに行くぞ」と叫びながら姿を消した。
腕を持ち帰った綱は、七日間屋敷の警備を厳重にし家に閉じこもった。七日目の夜、一人の老婆が綱の屋敷を訪ねてぎて、綱のおばだと偽り屋敷に入りこみ、何かあったのかとたずねたところ、羅生門での出来事を綱は話し始めた。すると老婆は鬼の腕をぜひ見せてほしいと頼み、綱は世話になったおばの願いと腕を見せてしまった。
その瞬間、老婆の顔が鬼の顔に変わり腕を奪い去り、綱が刀を抜くも間にあわず、鬼は空中高く舞い上がり、ものすごい音と稲光を残し雲の上高く消えてしまったのです。
腕を持ち帰った綱は、七日間屋敷の警備を厳重にし家に閉じこもった。七日目の夜、一人の老婆が綱の屋敷を訪ねてぎて、綱のおばだと偽り屋敷に入りこみ、何かあったのかとたずねたところ、羅生門での出来事を綱は話し始めた。すると老婆は鬼の腕をぜひ見せてほしいと頼み、綱は世話になったおばの願いと腕を見せてしまった。
その瞬間、老婆の顔が鬼の顔に変わり腕を奪い去り、綱が刀を抜くも間にあわず、鬼は空中高く舞い上がり、ものすごい音と稲光を残し雲の上高く消えてしまったのです。