風流 沼田城

16番運行
物語部門

風流沼田城

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
物語部門最優秀

解説

明治元年、奥羽鎮撫総督として左大臣九条道孝が、仙台に到着するに及び、戊辰の戦火は挙った。四月十三日参謀大山格之助麾下の薩長連合軍は、進軍基地新庄城下に堂々の陣を敷いた。朝延側に立ち菊花の御旗を載した。新庄藩も連合軍の一翼として第一線に出て働いたが、勇将酒井吉之亟率いる庄内軍は、兵力、武器共に優れて戦力充実し、新庄城下を一望に見る、福田、仁間に迫り、新庄兵をはしめ薩長肥前小倉の軍と対峙した。夏草燃える七月十三日のことである。
此の場面は、城主戸沢正実が、全軍を鼓舞するため、前線に赴かんとする勇姿を再現したものである。
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