風流 「菅原伝授手習鑑」吉田社頭車引の場

8番運行
歌舞伎部門

風流「菅原伝授手習鑑」吉田社頭車引の場

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

時は平安朝延喜の御代、学者、政治家として歴史でも有名な菅原道真公(天神さま)に逆ごころある藤原時平は目の上のコブと、道真謀反のたくらみありと帝にざん言して、道真は遠い築紫の地に流されることになる。菅原家再興につくす梅王丸、桜丸と時平のために、はたらく松王丸は、もともと三つ子の兄弟だが、今は仇同士。吉田社頭にて時平大臣の車が通りかかったので、これ幸、思う存分恨を晴らそうと梅王丸、桜丸は行列の前に立ちふさがり供をしていた松王丸と車で烈しく争う時、車を踏み破って姿をあらわした、時平大臣の威にうたれ、意趣をのこして後日を期してわかれる。
吉田社頭、三兄弟車引の場である。
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