新撰組池田屋事件

18番運行
物語部門

新撰組池田屋事件

万場町若連囃子:小月野囃子若連

解説

 一八六四年六月五日早朝。長州浪人の不審な動きを警戒していた新撰組の武田観柳斎らが、尊王攘夷派浪士の古高俊太郎を捕縛、前川邸に連行した。古高は桝屋喜右衛門という商人を名乗り、長州をはじめとする攘夷志士らに援助していた人物だった。詰問にも応じなかった古高だが、業を煮やした土方歳三による拷問の末、ついにその口から志士らの陰謀が漏れた。それは尊王攘夷派が御所に火を放ち、孝明天皇を長州へ連れ去るというものだった。
 新撰組はすぐさま松平容保に報告。昼過ぎには少数精鋭の近藤隊、大所帯の土方隊に分かれ衹園会所より捜索を開始する。土方隊はしらみ潰しに衹園の茶屋をあたったが浪士たちは見つからず、三条方面へと走つた。一方近藤隊は捜索中、旅籠の池田屋で志士らが密会してるという情報を耳にし4人で突入。捕縛された古高の奪還をめぐって密会していた宮部鼎蔵、吉田稔麿、他浪士らと斬り合いになった。

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