独眼竜正宗

12番運行
物語部門

独眼竜正宗

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

 独眼竜の異名をもつ伊達政宗は、奥州の覇者というべき存在でありました。五歳の時に疱瘡にかかり右目を失ったことは、幼少の政宗(梵天丸)にとって、とても辛い出来事であったはずです。師である虎哉禅師は厳しく教育し、強情我慢とへそ曲がりの教えを説き、目立つ己の姿を逆手にとり、派手な行動を起こしました。豊臣秀吉に一揆の扇動者であると疑われ弁明のため参上した政宗は、白装束だけでは通用しないと思い、金箔の十字架を掲げて現れ、秀吉だけでなく民衆をも驚かせました。一揆扇動の書状が、花押に針の穴のない偽物と主張し、面白いと思った秀吉は、豊臣政権に利益があるとし、無実の判決を下します。色鮮やかな七夕の短冊には町内の人の願いを込め、成就するように一歩一歩新庄市内を練り歩きます。

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