平安時代末期、紀州田辺に生まれた鬼若丸は、小さい頃から体が大きくあまりにも暴れん坊であったことから、比叡山延暦寺へと預けられた。 ある時、寺の小坊主達が騒ぎ立てるのを聞いた鬼若丸は、何事かと近くの池へ行くと、巨大な鯉が大暴れしていた。 女、子供を襲い人々を苦しめる大鯉を、鬼若丸は一人池に飛び込み、激闘の末見事に退治したのであった。 後に源義経に仕えた武蔵坊弁慶幼少の頃の一場面を末広町若連で力強く表現しました。