風流 安珍 清姫絵巻

6番運行
物語部門

風流安珍 清姫絵巻

落合町若連囃子:萩野囃子若連
物語部門最優秀

解説

道成寺に伝わる絵巻物語。延長六年、奥州より熊野に参詣に来た安珍は大変な美形で、真砂の庄司清次の娘(清姫)は宿を借りた安珍を見て一目惚れし迫るが、安珍は「参拝中の身、迫られても困る、帰りに立ち寄る」と騙し、参拝後は立ち寄らずに行ってしまった。
騙された清姫は怒り、裸足で追跡、道成寺までの途中で追い付くが安珍は再会を喜ぶどころか別人だと嘘に嘘を重ね、更には熊野権現に助けを求め清姫を金縛りにし逃げ出そうとする、ここに至り清姫の怒りは天を衝き、蛇身に化けながら安珍を追いかける。
日高川を船で渡り道成寺に逃げ込んだ安珍を追うものは、火を吹き川を渡る蛇の姿。梵鐘を下ろしてもらい中に逃げ込む安珍。清姫は鐘に巻き付き、安珍は鐘の中で焼き殺されてしまう。
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