風流 勧進帳

18番運行
歌舞伎部門

風流勧進帳

千門町若連囃子:本合海囃子若連

解説

加賀の国安宅の関守富樫左衛門に、頼朝と不和になり山伏姿になって、奥州平泉の藤原秀衡に逃れようとしている源義経主従を捕らえよとの命令が下った。
案の定義経主従は関所にさしかかり、富樫は早速尋問するが弁慶は勧進行脚だと答える。ならば勧進帳を読めと富樫にいいよられ、仕方なく弁慶は白紙の巻物を一つ取り出し勧進帳と称し大胆にも読みあげる。
この時富樫が覗くのを弁慶かはずし「山伏問答」の緊迫した場面の末、関所通過を認められるが強力姿に身をやつした義経を兵が見とがめ、あわや露顕したかと思った時、心を鬼にして弁慶は金剛杖で義経をさんざんに打った。富樫はすべてを推察し。一同を見逃してやる決意をする。
歌舞伎十八番の中でも最も上演され最も有名な名場面である。
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