風流 浦島太郎

12番運行
物語部門

風流浦島太郎

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連
物語部門最優秀

解説

むかしむかし、浦島太郎という若い漁師が母親とくらしていました。ある日、太郎が海辺を歩いていると、子供らがかめをいじめていました。「生きものをいじめてはかわいそうじゃ、にがしておやり。」と助けてやり、かめを海に放してやりました。それからしばらくたったある日。太郎が海辺でつりをしていると、かめが泳いで来て「助けたお礼に竜宮へおつれします。」と、太郎をせなかに乗せ海の中へ入っていきました。やがて竜宮城に着き、おとひめさまに迎えられてごちそうが出され、たいやひらめの美しい舞も見せてくれました。三日目になると母親を思い出し帰ることにしました。ところが竜宮にはたった三日いただけなのに地上では百年もたってしまったのでした。そして玉手箱を思い出し開けて見たとたん白いけむりが立ちみるみるよぼよぼのじいさまになったということです。
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