風流 武田信玄「風雲龍虎奮戦の場」

17番運行
物語部門

風流武田信玄「風雲龍虎奮戦の場」

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

天下取りの野望に燃える武田信玄は上杉謙信との十一年にわたる川中島の戦いに時間を費し、ついに天下を取ることはできなかった。信玄と謙信、龍虎相撃つ四度目の川中島の戦いは大激戦となり、信玄と謙信が一騎打ちをするという伝説まで生まれた。
信玄と謙信を比べると、信玄が智謀にだけだ戦略家であるのに対して謙信は気性の激しい天才的な武将だったといわれている。永禄四年(一五六一年)信玄と謙信の大軍団が千曲川をはさんで対陣した。信玄はキツツキ戦法と呼ばれる挟み撃ち作戦で謙信を攻めたが、それを察知した謙信が信玄の本陣を急襲し、武田軍は苦戦を強いられた。しかし、側面攻撃隊が急拠引き返して形勢が逆転し上杉軍を敗走させて戦いは終った。両軍合わせて死者の数五千余といわれる大合戦であった。
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