風流 ひよどりごえ

7番運行
物語部門

風流ひよどりごえ

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

「奢る平家は久しからず…:」都を落ちた平宗盛は摂津国(現兵庫県)の福原に陣を構え、源平大決戦を挑みました。寿永三年(西歴一一八四年)二月、義経は兵三十騎を引き連れ人も歩かぬ急坂三十丈(約百米)の「ひよどりごえ」を「鹿の駆け下る急坂なら馬でも駆け下りられようぞ……」と、大将義経先頭に一気に駆け下り、驚く平家を海上に追い、源氏大勝の因を作った。その時、義経の武将“畠山重忠”は、怪力に物を云わせ、愛馬をいたわり、馬を背負って急坂を下り武功をあげ、全軍の賞讃を受けたというその一場面。
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