風流 茨木「羅生門の場」

2番運行
歌舞伎部門

風流茨木「羅生門の場」

上万場町若連囃子:小泉囃子若連

解説

奈良時代当時の日本国には悪い鬼共が横行し町民をおどし大変困った世の中でした。時の洛中警護鎮守府将軍源頼光は悪い鬼退治に心を砕き、懸賞をつけて討伐を命じた。彼の家来四天王の一人渡辺の綱は武勇にすぐれた勇士でしたので単身鬼の出没する場に乗込み、苦心惨胆の末、羅生門で鬼女と対決した。果敢熾烈な切り合いの末、片腕を切り落したが惜しくも逃げられてしまった。のちに鬼女は伯母に姿を変じ自分の片腕を取戻しに来るあらすじになる訳ですが、この場面は羅生門の奮戦の名場面です。尚、五代目菊五郎全盛時代彼の第二作として上演され、歌舞伎名場面として後世まで絶賛されて居ります。
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