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風流 「義経千本桜」伏見稲荷鳥居前の場
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昭和55年
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風流 「義経千本桜」伏見稲荷鳥居前の場
昭和
55
年
17番運行
歌舞伎部門
風流
「義経千本桜」伏見稲荷鳥居前の場
上万場町若連
囃子:
小泉囃子若連
「恋と忠義はいずれが重い、かけて重いは量りなりや静に忍ぶ都をば跡に見捨て旅立ちて大和路さして行く野路も……」の名文句に始まる義経千本桜の名場面のうち吉野山伏見稲荷鳥居前の場再現したものであります。兄頼朝の怒りにふれて都落ちの義経にとり残されて窮地に陥入る愛妾静御前と静の持つ鼓の皮となった親狐を慕う子狐が忠信の化身となって静を助けつつ義経の待っている川連法眼館まで急ぐ訳ですが爛雌たる桜花を背景に静と狐忠信の人も畜生も親子の上に変わりない暴情をそれぞれにからませつつ初音の鼓の美しい音色と共に絢爛華れいな歌舞伎絵巻です。
昭和55年
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