風流 小柳生の大祖石舟斎に挑む宮本武蔵

15番運行
物語部門

風流小柳生の大祖石舟斎に挑む宮本武蔵

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連

解説

千年杉の梢に曝しにされた青年、武蔵は恋いも青春も捨て剣の求道者として、ひたすら研鑚を重ねている折、時の将軍、徳川家康の御師範役として名高い「但馬守宗矩」の父、小柳生の大祖である「石舟斎」に挑む場面である。
渓水の音、竹林が煙り、「お通」の笛の音に耳を欹てる一人の野人として隠居中ではあるが、柳生流の大祖より兵法修業中の生涯の心得として一手の教えを乞うがために、武蔵は、笠置山を一晩中かけめぐった。「妖怪変化でもよい!」石舟斎と対峙したいが為に決死の覚悟なのである。
石舟斎の住む草庵に至る吊橋の門柱に掲げてある詩句を幾度も口の裡で誦み理解した武蔵は、刃を交えずに敗北を認めるのである。
生涯を通じ「剣褝一如」の境地を求めて自己の完成を目指してゆく武蔵である。
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