風流 菅原伝授手習鑑「吉田社頭車引の場」

5番運行
歌舞伎部門

風流菅原伝授手習鑑「吉田社頭車引の場」

横町・下万場町若連囃子:小月野囃子若連

解説

時は平安朝、延喜の御代。学者、政治家として歴史でも有名な菅原道真公(天神さま)を逆心ある藤原時平は目の上のコブと、道真謀反のたくらみありと、帝にざん言して、道真は遠い筑紫の地に流される事になる。
菅原家再興につくす梅王丸と桜丸。時平のためにはたらく松王丸。この三人はもともと三つ子の兄弟だが今は敵同士。
吉田社頭にて時平大臣の車が通りかかったので、これ幸い、思う存分恨みを晴らそうと梅王丸、桜丸は行列の前に立ふさがり供をしていた松王丸と車で烈しく争う時、車を踏み破って姿をあらわした時平大臣の威にうたれ、意趣をのこして後日を期してわかれる。吉田社頭、三兄弟車引の場である。
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