風流 象引

17番運行
歌舞伎部門

風流象引

千門町若連囃子:本合海囃子若連

解説

関東守護職を務める豊島家から蘇我入鹿が術をもって象を操り、八雲の鏡を盗んだあげく悪巧みを働かせ、当家の弥生姫をよこせと無理難題を持ち出す。そこに「待ぁてぇー」と勇ましい声とともに荒武者の山上源内左衛門が現れる。そして姫は、象を退治した方に嫁ぐことに話は決まる。
庭に現れた象を源内左衛門と入鹿が引っ張りあい、暴れる象を源内左衛門が静めようとすると、弥生姫の祈祷によって、どこからか八雲の鏡が現れ象はおとなしくなる。
姫の祈祷の力の前に蘇我入鹿の企みは敗れ去り、山上源内左衛門は豊島家の後見人として象が与えられ、手なずけた象を連れてゆうゆうと引きあげて行くのだった。
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