風流 寿連獅子

11番運行
歌舞伎部門

風流寿連獅子

川西町若連囃子:小泉囃子若連
ゆめりあ展示

解説

能の石橋の小書きから出た親子獅子の舞踊である。
ここは人里から離れた山奥で、時は牡丹の咲き誇る春爛漫であった。親子獅子の見事な舞も最高潮に達したが、実は惜別がひしひしと感じられ、子への思いやりあふれた場面でもある。すなわち、生まれた獅子の子を千尋の谷に投げ込み、中途ではね返って岩角に取りつく程の強いものばかりを養育する厳しい気迫の場であり、転じて、自分の子を艱難の地においてその力量を試す意味のあらすしでもある。
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